大小山へ行ってきました。今回は、阿夫利神社・西場富士・妙義山・男坂で駐車場に戻るルートです。西場百観音に立ち寄りました。単独行です。冬晴れの良い天気でしたが、日光連山を見ることはできませんでした。きっと、雪が降っていたのでしょう。
ルート
ルート数値(カシミール3Dより)
距離 5.5km 標高差 0m(累積 +581m, -581m)
所要時間 2時間30分(小休止含む)
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
(2017.3.28ルート表示不可を修正。)
青色のコースは、2011年1月10日のコースです。
経過
8:40頃、阿夫利神社駐車場に到着。下の駐車場に駐めようと考えていたが、まだ1台も駐まっていなかったので、上の駐車場、トイレ横に駐めました。
8:48歩き開始。西場町集落を稲荷神社へ向かう。
(No.54 9:00) 西場町から、西場富士をのぞむ。
(No.62 9:02)この集落から妙義山を見上げる。山腹の左側の岩場は前回の「妙義山ルート」上のもので、右側の岩場は今回のルート上と思われます。
(9:04)稲荷神社前に到着。鳥居を先に進むと神社がある。
(9:06)稲荷神社到着。山歩きの安全を祈願(この稲荷神社は何にご利益があるか不明。普通稲荷神社は商売の神様のように思うのだが、そうだとすると筋違いの事を祈願したことになる)。
この神社の右手が西場富士の入り口になる。杉の木の間を通っていきます。ここからの道は、集落の裏手の山際を進む小道です。地元の人々により道は草刈りができているのですが、この辺は細い竹が多いので竹の切り口を踏まないように注意して進みました。
(No.102 9:10)西場富士の登り口に到着。
今回はここを直進して西場百観音を拝観してからここに戻ることにしますので、小道を直進する。No.124で左に上る道と右に進む道に分岐しますが、右に進む。
(No.169 9:20)西場百観音に到着。
説明は足利教育委員会の標識から。
これからすると、実際に巡礼できない村人に百観音を参拝することにより巡礼と同様の功徳をもたらそうとしたようです。江戸時代は、経済的な面だけでなく安全性の面でもなかなか自由には旅行はできなかったようなので村人にとってありがたいことだっと思われます。しかし、四国出身の私にとって「四国八十八カ所」が入っていないのが少し不満なのですが、八十八は数が多いので、勧行寺の住職も遍路にいけなかったのだろうと勝手に解釈しまし。個々の観音様が、参拝する寺(巡礼霊場)に対応しているようで、「西国二十八番」などと刻印されているのがよく解る。
手を合わせて、西場富士の登り口まで戻ります。
(No.102 9:37) 上り口です。
ほぼ直登する感じでまっすぐに西場富士に向かう。のぼり口は緩やかだが、すぐかなり急な傾斜になって、赤土ですべりやすい坂になります。前回の「妙義山ルート」の上りと同じですが、距離は短くすぐに頂上に着きました。
(No.295 9:45)西場富士山頂到着。眺望なし。
三角点がある。
「秋葉神社」のほこらがある。あまりにも小さい。
ここからは尾根道を進みます。何度か、上り下りを繰り返して、有名な「キレット」に到着。
(No.390 10:05) どうしてこんな亀裂ができたのでしょうか。山歩きという点からは、尾根が切れるので、一端おりてまた上る必要があります。両方ともクサリが着いていますので(また距離も短いので危険性は少ないと思います)。私は、クサリで下りて、巻き道で上りました。しかし、不思議な地形です。かなり下の方まで切れています。下りてみようかと思いましたが、一人なのでやめました。私の写真では実感が出ないでしょう。http://www.kimurass.co.jp/daishoukita.htm の写真がいいですね。ここを上ると、眺望の良い場所が開けます。
(No.390の次 10:08) 佐野市赤見地区がよく見えます。
(10:11) 東京のビル群も遠望できます。この左手にはスカイツリーもみえました。
(No.433 10:18) 赤ペンキの矢印。一瞬この岩を登るのかと思いました。しかし、左に道は付いています。この岩の上は眺望が良い場所です。
(No.433のつぎ) この岩に上ると、南の東、南の眺望が開けます。
ここからは、上りが次第に急になります。
No.455あたりに、市の沢地区からのルートとの合流らしきものがあります。その道はかなりせまいのですが、テープ目印もあるので歩きルートなのだと思います。
(No.493 10:32) 西場富士がきれいに見えます。
近くに、マンガンを掘ったという穴が残っています。
この辺は、尾根も狭くて、岩も多いのですが、危ないというほどではありません。
(No.506 10:35) 妙義山ルートとの合流部に到着。ところで、西場富士からここまで、ハイカーと行き交ったのは中年の男性一人で、随分と寂しい歩きでした。ここからはハイカーは増えてきます。
(No.526 506の次 10:38) 途中正規の妙義山ルートから離れ、右に入りました。前回、「右に行けばどこにいくのだろう」と思った場所です。
右に入るとすぐ、小さな仏像があります。右手に剣を持っているので、不動明王と思われます。
この先には、すぐ行き止まりのプレートがあるのですが、左に折れて、そこからピークへ直登できます。ロープが張られているので上ってみました。(No.540 506の次の次)
上ると、また妙義ルートと合流します。なんの為のルートなんでしょうか。もしかすると、行き止まりの先に何かがあるのかもしれません。
(No556 10:45) 妙義山山頂。今日は南の視界は良いのですが、北は雪雲です。日光連山は全く見えませんでした。北西風が冷たかった。すぐ、下りることにしました。
(No.589 10:54)大小山通過。
(No.615 10:59)大小の文字の下の展望台。ここからは、三毳山の向こうに筑波山が見えました。
この展望台から下りるのは初めてです。男坂を下りる事にします。
(no.626 11:03)
一番上の岩場。足の置き場所を少し考えたが慎重に下りれば大丈夫。下りて下から見上げる。
たしかに、岩だらけで下りずらいので、上りを男坂にして、下りは女坂がおすすめかもしれません。しかし、距離は短いので、ゆっくりと足元決めていけば怖くはありませんでした。恐がりの私がいうのだから確かです。
(No.662 11:11)男坂をおりた所に、神社があります。浅間(せんげん)神社はいろんなところで見ましたが、仙間神社は初めてです。
(11:18) 阿夫利神社に到着しました。
帰りには、下の駐車場も一杯になっていました。山ではそれほどの人には会いませんでした。いったいどこを歩いているのだろう。それにしても人気のある山です。
感想
大小山はいろいろなルートがあります。これからも挑戦したいと思います。今日は、日光連山は見えませんでしたが、良い天気に恵まれて楽しく歩くことができました。
帰りに、「おぐらや」でチャーシューメンを食べました。昔、小さい店の時何度か訪れた事があるのですが、大きくなってからは初めてです。東京からの車もたくさん駐車していました。待つこと40分。最近味がおちているという噂を耳にしていましたが、おいしくいただけました。