2ヶ月ぶりの山歩きは、日光男体山です。所属しているクラブの計画に参加させて頂きました。男体山は特異な姿で栃木ではもっとも有名な山ですが、栃木に住んで40年になる私はまだ男体山に登ったことがありませんでした。
しかし、2ヶ月ぶりの最初の歩きが男体山では少し無理がありました。最後の1Kmはダウン寸前で、山歩きはできなくともコツコツと体力の維持に努めるべきだったのだと反省しきりでした。こういう反省は長続きしないものですが。
ルート
ルート数値 距離9.1Km 標高差 (+1,140m, -1,140m) 所要時間 8時間50分(休憩込)
やはり連続する下りがきついですね。一番疲れたのは、最後の3合目から1合目に至る比較的楽に歩ける区間でした。
おきまりのルートなのでルート図省略。
経緯
1合目。久しぶりの歩きで少し不安ですが、遅めのペースで快調に進みます。
まわりは、低い笹に覆われていますが、傾斜はまだ緩やかです。 2合目。注意していないと見失うような場所に標識がありました。
3合目。この上は林道です。
3合目から4合目までは林道です。ところどころにショートカットコースがあります。ショートカットは歩きづらいので林道を歩いた方が疲れないようです。
このカーブの先は右手へ砂防ダムが続くのですが、そのダムに沿って歩く人もいるようです。踏み跡は明確ではありません。積雪期に限るようです。
山はもう秋の始まりです。ススキの先に中禅寺湖が見えます。まだまだ湖を見下ろす感じではありません。私たちは総勢7人のグループでした。 4合目です。ここから少し傾斜がきつくなります。良い天気になりました。 5合目です。この前に避難小屋があります。 6合目です。 針葉樹林帯の急傾斜のルートは登山者で渋滞している箇所もあります。
7合目です。岩が増えてきます。
8合目です。元気なおばさん達が休んでいました。
瀧尾神社。クサリがあります。どこへ登るのでしょうか。一人なら確認したくなりますが、今日はおとなしくしています。
8合目を過ぎると次第に傾斜は緩やかになります。溝になった登山道を進みます。雨になったら歩きたくない場所です。 土嚢をたくさん敷き詰めてありました。大変な労力だと思います。感謝、感謝。 9合目です。
一気に空が開けてきます。 山頂まであとわずか。かなりザレていて足が滑ります。要注意。 山頂に着きました。ゆったりと、4時間の歩きでした。二荒山神社奥宮。 二荒山大神。頂上は賑やかです。 少し東に進んで、三角点。 頂上からの眺め。中禅寺湖はよく見えたのですが、山には雲がかかっています。社山はぎりぎり見えていますが、黒檜岳周辺は雲に隠れています。白根山方面も雲。ザレ場を登っているときは錫ヶ岳が見えていたのですが。 男体山周辺だけは雲がとれていました。 山頂で、約1時間、休憩したりコンパス実習したりして過ごしました。
下りは快調とは言えませんが、難なく3合目まで来たのですが、そこから急に脚の進みが悪くなりました。久しぶりの山歩きに脚力の限界が来たようです。一層ペースダウンしてしまいましたが、なんとか下山できました。
男体山で見た花。
花は少なかったですね。
3合目あたりで。シロヨメナ。 林道脇で。 キオンをアップ。ハンゴンソウと似ていますが、ハンゴンソウの葉は深く裂けているそうですからキオンだと思います。 林道脇で。ノコンギク。花は薄紫です。 5合目あたりで。キオン。 7合目あたりで。ヤマハハコ。岩の間に。 ミヤマアキノキリンソウ。 何いちご?。 イタドリ。私が幼い頃、春にはイタドリの新茎を良く食べたものです(ふるさとではイタズリと言っていました)。大人になって食べてみましたが、味のない物でした。幼いときの味はまだ記憶に残っているのですが、もっとおいしかった。このイタドリとは少し品種が違うように思います。花が咲くという記憶がありません。食べるものという印象しかないのです。貧しいけど貴重な記憶です。