2012年4月22日 富士山麓一周7(朝霧高原から)

某旅行社の企画で富士山麓ウォークの7回目です。今回は朝霧高原から本栖湖までの約11kmを歩きました。妻も同伴です。
久しぶりの山歩きです。手術から少し腰が痛くなることがあり心配していたのですが、無事歩き通せました。
ただ、天気がよくなくて、午前中はなんとか持ってくれたのですが、午後からは霧雨・小雨になってしまい、雨具を付けての歩きになりました。当然、富士の姿はバスからは多少見えたものの歩いている途中では一度も拝むことはできません。しかし、富士桜・アブラチャン・スミレなどの花を楽しむことができ、久しぶりの山歩きを楽しむことができました。

ルート

ルート数値 距離11.0Km  標高差 (+242m, -212m)  所要時間 4時間(休憩込。昼食除く)

  行程
  朝霧高原道の駅-(60分)-根原吊橋-(20分)-AR貯水池-(30分)-割石峠-(120分)-本栖湖

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
久しぶりの歩きではじめにGarminに電源を入れるのを忘れました。1Kmぐらい進んでから電源を入れたので最初は手でルートを追加しました。 

(割石峠まで)
朝霧高原の道の駅です。灰色の雲に覆われています。今日はクラシックカーの集まりがあったようで、小型ですが燃費の悪そうな車がたくさん集まってきました。すぐ出かけてしまったのですがどこへ行ったのでしょうか。

道の駅から国道を渡って、西に向かいます。北方には竜ヶ岳が緩やかな山容を見せています。竜ヶ崎の向こう側が本栖湖です。手前は最近野焼きをしたようで、まだ黒ずんでいます。

  富士桜が咲いていました。朝霧公園の辺りは他の桜も多いらしいのですが、ソメイヨシノは遅れているようですが、富士桜が咲き始めていました。もちろん「富士桜」など私が知るよしもないのですが、ガイド氏の説明で知りました。

まだ、数は少ないのですがスミレも咲き始めています。(追記:タチツボスミレ)

 アブラチャンです。私は「アブラチャン」という名前を聞いて、ガイド氏がふざけて俗称で呼んでいるのかと思っていました。しかし、帰宅後サイトで検索すると確かに「アブラチャン」という名前でした。「チャン」は瀝青の事らしく、実際油分が多いので油を絞って灯油として使ったこともあるそうです。まだ山が萌黄色に染まる前に、所々ではありますが薄黄に染めていました。

 

 アブラチャンのアップです。

 富士桜は下向きに咲くのだそうです。「もっとしっかりせい」と云いたくなりますが、中年のお父さんの味方かも知れません。

ピンボケで、花の名前も不明です。キケマンのような花ですが葉・サイズが違いますね。(追記:ミヤマキケマンのようです)

    まわりはこんな木々に囲まれています。天気さえ良ければ、この先に富士が見えるのでしょうが。このような木々に囲まれたルートを歩いて行きます。東海自然歩道の一部だという事です。アップダウンが少ないので久しぶりに山歩きに挑んでいる私には優しいルートです。雨は降り出しそうなのですが、まだ天空は雨滴をしっかりと捕らえてくれています。

 またしてもぼけていますが名前不詳です。昨年何度も見たような気がするのですが名前がでてきません。(追記:キクザキイチゲ?。後に出てくるものとは葉が違うような気がするのですが。

 

花はアズマイチゲに似ているのですが、葉が違います。花の名前は難しいですね。)

  これはバッチリ撮れているのですが名前は判りません。(追記:エンレイソウ)

 

 ニリンソウの群生ですが、まだ花はわずかです。

 

 白いスミレが咲いていました。マルバスミレ?

 ムラサキのスミレも。タチツボスミレ。

 いたる所にシカの食害の跡が見られます。

歩道沿いには沢が流れてるのですが水はありませんでした。しかし、歩道の下が大きくえぐられた場所がありましたので、昨年の大雨で は濁流が流れたのでしょう。

「根原吊橋」です。高さがそれ程でもないので高所恐怖症の私でも通れましたが、結構揺れました。沢に水は流れていません。

 先ほど同じような白い花を見ていますが葉が違います。(追記:キクザキイチゲ?)

 吊り橋の近くで見た小さな白い花です。(追記:ツボスミレでしょうか)

AR貯水池からの竜ヶ岳です。

ピンクのスミレですが葉形が変わっています。(追記:ヒトツバエゾスミレ。)

  割石峠からバスに乗って朝霧高原道の駅に戻って昼食にしました。

(本栖湖まで)
午後は、小雨が降り始めたので雨具を付けてから歩きはじめです。
ガイド氏が黄色いスミレをみつけてくれました。(追記:キスミレ?)

 

 木々はまだ若葉の頃にはなっていませんが、下からはどんどん芽吹きが始まっています。(追記:コバイケイソウのようです)

 ピンクのスミレですが、割石峠手前で見たものとは葉形が異なります。(追記:エイザンスミレ)

歩道西側の岩山です。富士の噴石は黒っぽく柔らかい石ですが、この石は海で堆積した石のようで白くて硬い石です。

 本栖湖に着きました。本降りになる前に着くことができました。湖岸の砂(小石)は溶岩が砕けたものでした。

竜ヶ岳は雲に隠れていましたが、本栖湖南岸から見ると少し山容が変わっています。

 

 (まとめ)
ガイド氏に楽しい話をいくつか聞けました。記憶に残っている部分では、
鹿(シカ科)とカモシカ(ウシ科)の違い。
アブラチャンとダンコウバイの違い。
狸の「ため糞」
です。

2ヶ月ぶりの山歩きでしたが無事歩けてほっとしています。ゴールデンウィーク中は何回か歩きたいと思っています。

 

 

 

 

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1 Response to 2012年4月22日 富士山麓一周7(朝霧高原から)

  1. なり子 のコメント:

    朝霧高原の黄色いスミレを検索していましたら其方のブログにたどり着きました
    。 高尾山は、高尾スミレ、エイザンスミレ、等30種類程見られます。黄色のスミレは千畳敷で見た以来色々、調べて絶滅危惧種ということでなかなか、出会えそうにも無い様子。誠に勝手では、ありますが、歩行行程のどの辺に咲いていたか、教えて頂けないでしょうか? 
     黄色いスミレに会って写真に収めてみたいです。教えて頂けると幸いです。かしこ

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