富士山麓ウォークの5回目です。今回は狩宿の下馬桜から田貫湖まで約9.4km歩きました。今回は、富士山頂は雲に隠れていることが多くて、美しいシルエットを堪能するには至りませんでした。前回「富士男かも」と云ったのは間違いだったようです。しかし、下界は晴れ間のぽかぽか陽気で楽しい歩きになりました。今回は妻が急用で私一人の参加です。
ルート
ルート数値 距離9.4Km 標高差 (+284m, -59m) 所要時間 3時間35分(休憩込)
行程(あくまで私の気ままな歩きの結果です。)
狩宿の下馬桜-(40分)-白糸の滝-(100分)-田貫湖
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
(白糸の滝まで) 今回は中央高速経由で向かいました。途中、鳴沢道の駅からは見事な富士が見えました。北から見ると雪が多いですね。
今回も富士の眺望は期待できると思ったのですが...次第に頂の雲が増えてしまいました。先月は狩宿の下馬桜でもきれいに富士が望めたのですが、今回は雲に覆われています。しかし、良いお天気です。気温は低いですが風もなく絶好の歩き日和です。
今回も車道歩きがメインでした。富士のビューポイントはあるのですが。
工藤祐経(すけつね)の墓を経由して曽我の隠れ岩へ向かいます。曾我兄弟の仇討ちといっても私たちにはピンときません。歌舞伎・講談がもっと身近な娯楽であったときには庶民一般の知識だったのでしょうね。ちなみに私はこの話を知っていました。すべて落語経由の知識ですが。
写真は隠れ岩です。
白糸の滝前の駐車場に到着しました。雲間から頂を見せた富士です。
白糸の滝。昨年の台風被害の復旧工事で滝下へは下りる事ができませんでした。
白糸状になって落下する部分は、堅い堆積層(太古の富士の噴火物の層)の上の柔らかい堆積層(比較的新しい噴火物の層)を伏流する地下水が落ちているのだそうです。
白糸の滝の横には音止の滝があります。ちょうど虹がかかっていました。
白糸の滝を出発する頃には、頂の雲も晴れそうな気がしたのですが。
(田貫湖まで)
白糸の滝からも車道あるきが続きます。
内野神社の先からはやや上り道になって、周りは杉・檜林になりました。木々の合間から。これを最後に頂は雲に覆われてしまいました。
道の周りは、「財産区」という看板が目に付きました。白糸財産区・猪之頭財産区など。帰宅後調べてみるとこれらの森林は市や町ではなく地域の財産なのだそうです。
田貫湖に付きました。湖上には水鳥が遊んでいました(遊んでいるかどうかは判りません。もしかすると生きるために懸命に餌を探していたのかもしれません)。奥にみえるなだらかな尾根は毛無山から東に延びる尾根のようです。
(最後に)
富士の眺めはもの足りませんでしたが、楽しい歩きでした。温泉は前回と同じ「花の湯」でした。渋滞もなく栃木に戻ることができました。来月からは、車道から離れて、山道あるきが増えるそうです。楽しみにしましょう。
(おまけ)
白糸の滝の売店に人慣れした犬が居ました。放れていますがお客様にも愛嬌を振りまいています。少し太り気味です。