2012年1月28日 大坊山・大小山

足利の大坊山・大小山を歩いてきました。このコースは山歩きを始めた頃に歩いているのですが、その時には越床峠から妙義山までが遠くて「まだか、まだか」という感じでした。そして、歩き終わったら筋肉痛になっってしまいました。今回は地図を見ながら現在位置を確実に把握しながら歩くことも目的にして、コースもNHKアンテナまで伸ばすことにしました。
結果、地図読みもうまくいって足も快調でこの1年間で多少は進歩しているようです。
大小山は相変わらず人気の山でした。大坊山からの周回では人は少ないかなと思ったのですが、10人ぐらいのグループがいたり、長林寺・大坊山・大小山・長林寺という健脚の方もいたり、岩稜でで尺八の練習をしている人がいたりと賑やかな山歩きでした。

ルート

ルート数値 距離8.5Km  標高差 (+660m, -660m)  所要時間 4時間20分(休憩込)
行程(あくまで私の気ままな歩きの結果です。)
  大山祇神社駐車場-(20分)-大坊山-(20分)-つつじ山-(20分)-番屋-(10分)-越床峠-(60分)-鷹巣分岐-(20分)-妙義山-(10分)-大小山-(40分)-NHKアンテナ-(50分)-駐車場

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)


経過

(番屋まで)
大山祇神社前の駐車場ではすでに数台の車が駐まっていました。快晴絶好の山歩き日和です。神社に山歩きの無事を祈願して歩き始めました。私と同じぐらいの年配者二人連れが昨夜のNHK「雪山へGO」の話をしながら歩いていました。私も見たのですが、これは妙義山でも話題になっていました。

神社右横から手入れの届いている山道を上ります。
大坊山に到着しました。山火事予防のド派手なポスターが目に付きます。昨年長林寺に行くときにここを経由しましたがそのときにはこのポスターはありませんでした。

大坊山北側の降り口からの眺望です。岩の多い尾根が右から左に流れています。一応通行禁止(進入路に枯れ木を横たえている。降り口が私有地になっているので禁止らしいのですが、)になっているようなのですが、途中で戻れば許されるのではないかと勝手に思っています。一度踏み入れたい尾根です。その奥手にも短いですが同じような尾根があります。

 日光男体山を望みます。

西には、足利北部の街並みの向こうに赤城山系が見えます。

これから進む尾根を一望します。つつじ山から採石場上のピークまで見渡せます。

大坊山の北面の岩の多い斜面を下りて上り返すと、長林寺への分岐です。
その分岐からつつじ山はすぐです。頂上が見えています。

分岐から少し下って岩の間を上るとつつじ山頂上です。

つつじ山は足利百名山なんですね。よく100もカウントできたものです(私の住んでいる小山では10名山のカウントも不可能です)。
つつじ山からは見事な眺望を楽しめます。麓のゴルフ場の先は織姫神社から名草に至る尾根が見渡せます。その向こうは冠雪の赤城です。
もう少し南に目を向けると長林寺に至る尾根の向こうに足利の中心街のがあってさらにその先には太田の金山、その右手は先日歩いた八王子丘陵です。

つつじ山から楽しい尾根歩きです。
岩も程よく迎えてくれます。
採石場上のピークです。

このピークへ上ることできるのですが、トラバースすることもできます。直進すると採石場上のピークへ行くことができますが、高所恐怖症の私は右に巻いてしまいました。

番屋に到着しました。まだ早いのか誰も居ませんでした。

トイレが新しくなっていました(前回は13ヶ月前ですが、そのときは少し錆びていました)。有り難いことです。
越床峠から北にのびる尾根を見ます。岩稜も見えます。塩坂峠までは歩いて見たいものです。

(大小山まで)
前回の歩きでは越床峠までの下りで落ち葉が多くて苦労したした記憶があります。しかし、今回は落ち葉も少なくて簡単に峠まで下りる事ができました。晩秋と冬の季節の違いなのかハイカーが増加したのかは不明です。越床峠です。

ここからはしばらく上りになります。10分少々東に上ると小ピークに着きます。そこで方向を南に変えます。ルートは明確なので直進することはないでしょう。

そのピークから30分ほど上り下りを続けると、今回のルートで一番の岩稜尾根に到着します。岩の超え方はペンキやテープを探せば判ります。たとえばこの岩は左に巻きます。写真では見づらいですが岩の左側にペンキが塗ってあります(木に巻かれたテープもあったと思います)。

しばらく岩が続きます。
岩稜を過ぎると、地図で破線の山道が分岐するピークに着きます。しかし、岩に×マークが書かれています。先を確認するとすぐ急な傾斜になっていて踏み跡もよく判りませんでした。道は無いようです。しかし、このピークはでは北側の展望がすばらしいです(前回はここで昼食にしました)。
このピークから数分で鷹巣への分岐に到着します。やまゆり学園への近道でもあるようです。先に見えているピークが妙義山です。
分岐から南西方向の街並みを見ます。

南方向は関東平野の地平線を見ることができます。目をこらしたのですが東京の高層ビルは見えませんでした。

分岐から下ると10分弱で巨石にぶつかります(本当にぶつかる人はいないでしょうが)。ロープがありますがロープなしでも越えることはできます。

この岩の先を上り返して、「妙義山に着いた」と思いたくなりますが、そこは妙義山横の小ピークです。山頂の人もしっかり見えています。

もう一上りしてやっと妙義山に着きます。山頂は人だらけで人を避けて写真を撮ることができません。三角点を撮ります。

山頂から越床峠方向へ下りて行くハイカーの先には歩いてきた山脈が見えます。

その先の赤城をズームアップ。

赤城の左手には榛名の山々も見えています。

大小山へ到着しました。大小山からは妙義山へ上る人・下りる人が見えます。

(駐車場まで)
大半のハイカーは大小山南のコルから男坂女坂方面に下りて行きますが、尾根をもっと南に進みました。大小山の南西のピークからアンテナ方向に左折します。昨年大小山を小さく周回したときはみづらいものしか無かったのですが、判りやすい標識に変わっていました。ここを直進するとやまゆり学園へ下りて行くことができます。
次のピークから「大小」がきれいに見えました。
さらに次のピークで阿夫利神社方面と大久保方面の分岐になります。

この分岐で昼食にしました。休んでいると地元人らしい中高年ハイカーがやってきて、さらに軽装で尾根をジョギングしている年配者もやってきました。みなさん天気さえ良ければ毎日のようにこの山にやってくるのだそうです。
分岐から三毳山を見ます。中央のコルの先に薄く筑波山が見えているのですが写真ではよく判りませんね。

東京の高層ビル群もぼんやりと見えています。左手にスカイツリーも見えていたのですが、写真にするには早朝でないと無理なようです。
アンテナ近くのピークまでやってきました。振り返ると大小山・分岐のピークが見えています。
NHKアンテナに着きました。デジタル化した現在も使用しているのでしょうか。

このアンテナのすぐ先を下に下りて行くのですが、尾根の先がどうなっているのかみてみようと思いました。1つ先のピークまで行ってみました。
139.1峰方向には薄い踏み跡があるのですがすぐ消えてしまいそうでした。南方向にはしっかりした踏み跡が続いています。南方向です。

戻って、山を下りることにしました。降り口は電柱が目印です。山道も電線に沿って作られています。NHKアンテナ用の作業道のようです。結構急な道を下りて行きます。落ち葉が多いので余計に滑ります。
すぐ林道に出ます。しかし、林道は麓に下りたところで金網で封鎖されていました。猪除けのようです。針金を外して出ることはできました(針金はしっかり閉じてきました)。麓に下りてきました。
大坊山を見上げます。駐車場の東屋は見えているのですがなかなか到着しませんでした。冒頭の地図の歩いた軌跡を見ると迷ったのがよくわかります。
麓から妙義山・大小山方向を見上げます。アップダウンの多い楽しい尾根歩きでした。

少し南に大回りして無事駐車場に戻ることができました。

カテゴリー: 安蘇 パーマリンク

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