2012年最初の山歩きは伊豆の達磨山です。某ツアーに参加しての山歩きです。なんとバス8台300人を超える参加者でした。
一番の目当てはコースから見える富士山ですが、残念な事に厚い雲に隠れて姿を見せませんでした。しかし、伊豆の山なみ、駿河湾を見ながらの楽しい山歩きとなりました。
それにしても伊豆の山も魅力たっぷりですね。伊豆山稜線歩道・天城縦走路・皮子平など是非歩いて見たいルートがまた増えました。アクセスに時間がかかるのが難点ですが、いつかじっくりと歩いて見たいと思います。
ルート
ルート数値 距離6.9Km 標高差 (+380m, -560m) 所要時間 3時間40分(休憩込)行程(あくまで私の気ままな歩きの結果です。)
西伊豆スカイライン土肥駐車場-(50分)-古稀山-(30分)-達磨山-(60分)-戸田峠-(50分)-だるまレストハウス
ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)
経過
(土肥Pまで) 朝5:40小山発。快適に静岡まで到着しました。途中、高速道路からは見事な富士山が望めました。「今日はたっぷり富士山が見えるぞ」と喜んだのですが。船原峠下のドライブインで休憩後、土肥駐車場へ。そこから、富士を見ながら北上することになります。 このルートは絶対に北上するべきでしょう。富士にお尻を向けて歩いたのでは魅力が半減します。ガイドには伊豆の山を熟知した方がつきました。ガイドさんの話を聞くことができるのもツアーハイキングの魅力です。
(達磨山まで) 土肥Pで準備をして歩きはじめです。駐車場の少し上を歩道に入ります。
伽藍山あたりのササ原を進みます。このあたりのササはクマササです。葉に白い「クマドリ」があります(ガイドさんの説明で初めて名前の由来を知りました。私は熊が食べるからクマササなのかと思っていました)。
後には伊豆のやまなみが続いています。いやな雲が立ちこめています。
伽藍山はどこが頂上なのか判らないうちに過ぎました。しばらく車道(西伊豆スカイライン)歩きです。車道でこんなに広がってはいけませんが、交通量が少ないので勘弁してもらいます(私は絶対路側帯しか歩きません)。
遊歩道に歩を進めると、異常に倒木の目立つ場所に着きました。鹿の食害で枯れてしまった木だそうです。伊豆でも、鹿の害は目を覆うばかりに進んでいるそうです。
この辺りのササは人の身長を超えています。前に見える山が達磨山です。
先に古稀山が見えました。バス毎にグループを分かれて歩いていますが、前のグループが休んでいるところが古稀山だそうです。
達磨山が見えます。頂上に着いたグループ、上り途中のグループ。今日のこのルートはハイカーだらけです。ツアー外のハイカーにとってとんでもなく迷惑なことだったでしょうね。それにしても木の少ない山です。
この遊歩道の西側はかつて火山だったという事で、その外輪山を歩いているのだそうです。歩道の西側は急な斜面になっていて、崩落のすすんだところも多くみられました。北側から崩落地をみました。
古稀山に到着。70歳の参加者がいらっしゃって皆さんで祝福しました。古稀山から駿河湾を見ます。麓は戸田(へだ)港です。富士山は雲の中。
達磨山に到着。頂上は人だらけです。三角点もありました。
達磨山は360度の眺望で有名です。しかし、今日は雲が邪魔して遠くは見えませんでした。しかし、伊豆の山々はきれいに見ることができました。
北側の沼津アルプスです。最近人気があるそうです。私も最近赤城良常さんのサイトで紹介されているのを見ました。左には富士が見えているはずだったのですが。
沼津アルプスをアップします。
西側の戸田港を見下ろします。
南側には歩いてきた尾根が続き、その先も伊豆のやまなみが見事です。
(レストハウスまで)
小達磨山は馬酔木の林のなかでした。
正面に見える金冠山に向かって、小達磨山を下りていきます。
馬酔木の林のなかを進みました。
馬酔木の林です。馬酔木は多少毒があるらしく、鹿の食害を免れているのだそうです。
馬酔木の林を過ぎると、戸田峠に着きました。そこからは、見事な登山道を経てレストハウスへ向かいました。その登山道は防火帶になっているそうで、両脇はササが多いですが、幅は10m以上あって、芝生が植えられています。写真はその途中でガイドさんの話をきいているところです。逆光で暗いですが。正面は金冠山です。
ここからの富士山眺めも見事なのだそうですが(明治に万博で世界に富士を紹介した写真はここからの眺めだそうです)。今日の富士は麓の稜線を少し見せているだけです。前方の愛鷹山は薄いですが山頂まで見えています。
(最後に) 終わりは、百笑いの湯で疲れ(疲れた?)をとりました。帰路は相変わらずの渋滞で、帰宅したのは11時近くでした。
伊豆山稜線歩道は40Km近くあるそうですが、いつか完歩したいものです。