2013年6月1日 佐渡金北山

花で有名な佐渡金北山に行ってきました。昨年は雨のため途中での折り返しになりましたが、今年は好天に恵まれて、ドンデンから金北山、白雲台まで縦走できました。10名の賑やかなパーティでした。
花はたっぷりと観賞でき、尾根からの景色も良好、一部に残雪があって歩きづらい箇所がありましたが楽しい山歩きになりました。
夜は、相川の「宵の舞」を見物して、翌日は観光で北佐渡を周回して大野亀のカンゾウを見てきました。
佐渡は熊も鹿もいないとか、いつかテントを担いで隅々を歩いて見たいと思います。

たくさんの花を見ましたが、花情報は後にまとめました。

ルート

ルート数値
距離14.0Km 標高差 (+950m, -980m) 所要時間 6時間40分(休憩込)
行程
ドンデン山荘-(35分)-シラネアオイ群生地経由金北縦走入口-(15分)-アオネバ十字路-(40分)-マトネ-(15分)-石花分岐-(30分)-ツンブリ平-(8分)-ブイガ沢のコル-(7分)-イモリ頭-(9分)-イモリ平-(30分)-天狗の休場-(50分)-あやめ池-(30分)-金北山-(75分)-白雲台

ルート図(国土地理院 承認番号 平22業使、第453号)20130601-金北山

経過

両津港に8:30着。9時過ぎにドンデン山荘着。良い天気です。 両津湾・加茂湖が見えています。IMGP0252

南西方向には金北山も見えました。随分と遠くに見えます。IMGP0255

9:40、歩き開始です。舗装道路を縦走路入口へ向かいます。道ばたにはいろんな花が咲いていました。IMGP0269 縦走路入口を過ぎて、シラネアオイが群生している場所へ向かいました。見事な群生でした。IMGP0285

谷には残雪もあって、その脇にはザゼンソウ・カタクリが残っていました。 IMGP0291

縦走路入口に戻りました。 IMGP0300

アオネバ十字路で少し休憩です。 IMGP0326

イワカガミ等花の多い道を上るとマトネです。 IMGP0372

昨年は霧に覆われて眺望が効きませんでしたが、今回は日本海まで綺麗に見えました。 IMGP0363

ここからは尾根歩きです。金北山に向かいます。 IMGP0373

尾根は笹原とザレ場と樹陰が交互に現れる楽しい場所でした。日差しが強くて暑かったので日陰ではほっとします。 IMGP0375ザレ場の多い尾根でした。どうしてなのでしょうか。この尾根にはたくさんのザレ場がありました。ザレているのは北西側だけです。IMGP0379

石花(いしけ)分岐です。この尾根にはたくさんの標識があります。観光協会のトレッキングマップと照合すると現在位置を見失うことは無いでしょう。 IMGP0381

尾根で谷状になったところは雪が多いのでしょう、木々が横になっています。この下にはカタクリが群生していました。カタクリは金北山に近づく程、花が元気になってきました。 IMGP0392

太い杉が生えている場所もありました(倒木が多いですね。折れている木もあります。今年は特に雪が多かったのでしょうか)。 IMGP0397ツンブリ平です。 IMGP0407このようなザレ場は何カ所もありました。すべり落ちたら、ケガはしないでしょうが木の生えている場所まで横移動しないと上り返すことはできないでしょうね。 IMGP0408

ブイガ沢のコルへの分岐です。この先はザレていて先に進めません。ここを左に下りるのが正解です。 IMGP0410

ブイガ沢のコルです。このルートで一番のザレ場です。 IMGP0411

イモリの頭です。縦走路の中間点なのだそうです。ここで大休止しました。 IMGP0419

金北山は少し近づいたようです。 IMGP0420

イモリ平です。尾根の東側を少し下がると平らになっていました。トイレ用に囲まれた構造物を見ることができました。水場があるそうですが、そうならテント場に良さそうです。 IMGP0424

イモリ平からの上りを進みます。 IMGP0425

天狗の休場です。笹原でした。 IMGP0434

西に小さな漁村が見えました。日本海は穏やかです。 IMGP0435ミネサクラの残る尾根を進みます。IMGP0440

分岐があって「役の行者」という標識があったのですが、そちらではない方向に進みました。少し藪っぽい場所がありましたが踏み跡は濃厚です。 IMGP0448あやめ池に到着です。ということは、役の行者、鏡池を通過しないルートを進んできたようです。IMGP0450

ここから金北山までは雪の残る、水で緩んだ急登が続きます。ミネザクラをみながら上ります。 IMGP0455

残雪を上ります。ここはトラロープがありましたが、先人の足跡に合わせて上りますが、残雪はかなり緩んでいて、ロープ無しでは少し厳しい場所でした。 IMGP0463

残雪を上ると登山道にでました。多分、残雪の下にも登山道があったのでしょうね。 そこからは、登山道も雪解け水に覆われていて非常に歩きづらい場所でした。

最後の残雪を進みます。この左下にも登山道はありましたが、水に浸かっていました。 IMGP0470

やっと金北山に着きました。 IMGP0475頂上には神社と祠がありますが、大部分は自衛隊の施設らしき物でした。IMGP0478

頂上の景色はざんない事この上もないのですが、そこからの景色はすばらしい物でした。 両津湾と国中平野。向こうは小佐渡丘陵。 IMGP0477

国中平野と真野湾。 IMGP0473金北山からは自衛隊道路を1時間以上歩かねばなりません。 IMGP0479途中規模は小さいですが見事なブナ林がありました。IMGP0481

自衛隊道路の周りもシラネアオイが咲いていました。 IMGP048216:20過ぎに、白雲台に到着。本日の歩きを終えました。14Km,7時間弱はやはり疲れました。距離の割にアップダウンが少なかったのが救いでした。

 

ドンデンから縦走路入口までの林道脇の花

ツボスミレ(ニヨイスミレ) IMGP0257

オオタチツボスミレIMGP0262エチゴキジムシロ。舗装道路脇、尾根筋など広い範囲で目に付きました。IMGP0258タニウツギ(ベニウツギ)。ドンデンまでの登りでは満開でしたが、標高が高くなるとまだ開き始めたばかりでした。IMGP0263ニシキゴロモ。 IMGP0266ヒトリシズカ。ルート全体でたくさん見ることができました。IMGP0267レンゲツツジ。IMGP0271チゴユリ。これも各所でたくさん見られました。IMGP0272ホウチャクソウ。写真が不味いですね。 IMGP0274エンレイソウIMGP0275シラネアオイ IMGP0276ズダヤクシュIMGP0278

 

シラネアオイ群生地にて

見事な群生でした。IMGP0279 IMGP0280 IMGP0282 IMGP0283 IMGP0284シラネアオイに隠れてエンレイソウもIMGP0286 ユキザサIMGP0289ザゼンソウ IMGP0292カタクリ。この周辺ではカタクリは終わっていたのですが、残雪の横にはまだ残っていました。IMGP0294イワカガミIMGP0297
縦走路入口からマトネまでの登り

ニリンソウ?IMGP0301 IMGP0303ホウチャクソウIMGP0317ヒトリシズカIMGP0311ミヤマカタバミIMGP0309 IMGP0346チゴユリIMGP0313 IMGP0314ヤマシャクヤク。登山道から少し離れた所に咲いていました。踏み跡が綺麗に残っていました。IMGP0316ユキザサ IMGP0319
クルマバソウIMGP0325オドリコソウ IMGP0332?IMGP0334ヒロハナンテンショウ(マムシ草だと思っていましたが)IMGP0337ニシキゴロモ。IMGP0335イワカガミ IMGP0338 IMGP0343IMGP0347カタクリ。大部分はしおれたり、花を終えていましたが、マトネ近くではまだ綺麗に咲いていました。 IMGP0350フッキソウIMGP0354
マトネから金北山への尾根

アマナスミレ。尾根では他の場所でもみることはできましたが、株数は少ないようです。 (マトネ) IMGP0365(イモリ平先)。葉はヘラ状ですが、花弁の色は少しあせています。IMGP0433 レンゲツツジ IMGP0368 IMGP0369キジムシロ。尾根では日当たりの良い場所にたくさん見られました。 IMGP0377ムラサキのスミレ(名前は判らん) IMGP0389 IMGP0445キクザキイチゲ IMGP0390カタクリ。尾根ではたくさん見ることができました。特に金北山近くでは綺麗な群生を見ることができました。IMGP0394オウミスミソウ IMGP0402 IMGP0403ヤマエンゴサク。株数は少ないです。アオネバ十文字近くでもう少し大きな株を見たのですが離れていて撮ることはできませんでした。IMGP0428 タムシバ。花は少ししか残っていませんでした。IMGP0437ミネザクラ
(シロ花)IMGP0439(ピンク花)IMGP0447 オオカメノキ IMGP0446シラネアオイ。金北山への残雪の多い登りで見られました。 IMGP0452IMGP0454フッキソウIMGP0457サンカヨウ。株数は非常に少ないです。IMGP0459 IMGP0460 カタクリ。IMGP0467ショウジョバカマ。疲れ気味ですが、残雪の横に残っていました。IMGP0469
自衛隊道路付近

道路脇にはたくさんの花が咲いていました。シラネアオイも多く咲いていました。

ヤマシャクヤク(Kさん撮影)。私は全く気がつきませんでした。130601-02 065

 

 

 

 

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2 Responses to 2013年6月1日 佐渡金北山

  1. プリン のコメント:

    はじめまして。
    最近、山岳会に入会しました。よろしくご指導お願いいたします。

    佐渡には行きたかったのですが、参加出来なくて…

    ブログ拝見させていただきました。
    お花がたくさんで凄い所ですね!
    あーやっぱり行きたかったです(*ToT)
    私はお花や自然大好きなので読んでいてますます行きたくなっちゃいました~(^_^;)
    来年は参加出来るといいんですが…

    山行でお会いした際はよろしくお願いいたします。

    • mituman のコメント:

      コメントありがとうございます。
      佐渡は花が見事でした。
      春の歩きは、帰ってからが大変なのです。どうも花の名前が覚えられないので、その調査に時間がかかります。
      この近辺ですと、
      福島県境の田代山(これはプリンのような形をしています。頂上が平らです。)、同じく県境の流石山、奧鬼怒沼など花が多い場所は結構あります。
      どれも登山口までが遠いのが難点ですが。
      早春ですと、安蘇の山々も谷筋は花が多いのですが。
      そのうち、お会いすることもあるでしょう。

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